使いう頻度が多い、ロードバイク用の空気入れ

ロードバイクの空気入れは、ロードバイクのメンテナンスの中でも、最も使用頻度が高いアイテムの1つです。空気圧が高いロードバイクのタイヤは、適正な空気圧を保つためには、頻繁に空気を入れる必要があります。
頻繁に使うからこそ、使いやすい空気入れを選ぶことで、日々のメンテンスが快適になります。
ロードバイクに対応しているのは仏式バルブです

一般的な自転車に使われるクリップのような形状の先端と違い、ロードバイクの空気入れの先端はレバーがついた形状のバルブになります。ロードバイクのバルブは「仏式」と呼ばれるバルブなので、必ず対応したものを用意しましょう。ほとんどのロードバイクのタイヤは仏式のバルブです。
▼▼空気の入れ方の詳しい記事はこちら▼▼
自宅で使うフロアポンプと、持ち運ぶ携帯ポンプ

撮影:筆者
ロードバイクに使う空気入れは、主にフロアポンプと携帯ポンプの2種類あります。基本的なメンテナンスとしての空気入れは、フロアポンプタイプを使いましょう。
フロアポンプは、上からハンドルを押し下げて入れる一般的な形状の空気入れで、効率よく空気を入れることができます。一方、携帯ポンプは大きさが20cm~50cmほどの持ち運び可能なポンプです。サイクリング中など外出時に活躍しますが、小型なのでくり返しポンピングをする必要があり、高圧まで入れるのに大きな力が必要です。
選ぶポイントはどこ??
一見すると、どれも同じに見えてしまう、ロードバイク用の空気入れですが、どのようなポイントで選べば良いかのポイントです。
細くてしっかりとした作りのポンプは入れやすい

ロードバイクのタイヤは、シティサイクルやマウンテンバイクに比べ、高圧に入れる必要があります。「空気圧が高い=ポンピングの力も必要」ですので、力を入れずともスムーズなストロークができる空気入れを選びましょう。
高圧の空気が効率よく入る「細いボディ」と、鉄などの「頑丈な材質」で作られているのが、ロードバイクに適した空気入れの条件の1つと言えます。
空気入れの高さにも注意!
フロアポンプだと、全身の力で体重をかけてポンピングするので、空気入れの高さも重要です。背の高い方が全高の低いポンプ、背の低い方が全高の高いポンプを使うと、効率の良いポンピングが出来ません。また、体重のかかるハンドル部は、樹脂製だと折れてしまう場合もあり、木や鉄など頑丈な素材だと、より良いでしょう。
【フロアポンプ型】ロードバイクの空気入れ6選
機能性の高い空気入れ、ロードバイクには定番の空気入れなど、人気の6製品をご紹介します。
GIYO GF-54 ゲージ付フロアポンプ
手頃な価格で、スチールボディの使いやすい空気入れ。付属品を使えば英式・ボールなどマルチに使えます。
ITEM
GIYO GF-54
●サイズ:660mm×240mm×140mm
●材質:スチール
●最大気圧:160PSI ・1100kpa
●対応バルブ:仏式・米式・英式※英式バルブに使用の際はエアゲージは作動致しません
SILCA PISTA RED
ロードバイクの空気入れの定番です。頑丈なボディで使用最大220psiまで使用でき、精密な誤差のないエアゲージを備えています。競技用にも使われる信頼がおける空気入れです。
ITEM
SILCA シリカ PISTA RED フロアポンプ
●サイズ:210mm×70mm×640mm
●材質:高強度スチール
●加圧上限:15bar(220psi)
●対応バルブ:仏式・米式
エアボーン フロアーポンプ ZT-902
オールアルミで作られたZt-902はコストパフォーマンスに優れ、競技での使用にも耐えうる220psiまで使用できます。
ITEM
AIR BONE ZT-902
●サイズ:約680mm
●材質:アルミ
●最大気圧:220PSI
●対応バルブ:仏式・米式
TOPEAK/JOEBLOW TWIN TURBO
大小2つのシンダーを持ち、切り替えができる空気入れです。ロードバイクの高圧はもちろん、マウンテンバイクなど空気量の多い時は2本のシリンダーを使い大量の空気を送り込めます。
ITEM
TOPEAK JOEBLOW TWIN TURBO
●サイズ:210mm×280mm×H720mm
●重量:3.8kg
●最大気圧:200psi
●材質:アノダイズドアルミ合金シリンダー
●対応バルブ:仏式・米式
サーファス/ WFP-200SE
身長160cm以下の方に使いやすい、全高を565mmにおさえたモデルで、高圧でも体重をのせやすく女性でも快適に使用できます。
ITEM
SERFAS WFP-200
●本体サイズ:全高565mm
●重量:1.5kg
●最大気圧:11気圧/160PSI
●対応バルブ:仏式・米式・英式バルブ用アダプター付
エイカー/軽量キャリーフロアポンプ
持ち運びを前提として作られた空気入れで、イベントや飛行機での輪行に1台あると、現地でフロアポンプを使用できる優れものです。
ITEM
エイカー AMP-21205 軽量キャリーフロアポンプ
●サイズ:564mm
●重量:900g
●材質:アルミ
●最大気圧:150psi / 10.5bar
●対応バルブ:米式・仏式
【携帯ポンプ型】ロードバイクの空気入れ3選
サイクリング中など、外出時に活躍するおすすめの携帯ポンプをご紹介します。
LANDCAST/マジックポンプ
コンパクトなタイプで、押す時も引く時も空気を入れられる携帯ポンプです。最大空気圧が300psiと高く、少ない力で効率よく空気が入れられると、評価が高い携帯ポンプです。
ITEM
LANDCAST/マジックポンプ
サイズ:全長200mm
本体重量:100g
空気圧:最大300psi
対応バルブ:仏式・米式
★★LANDCASTのレビュー記事はこちら★★
LEZYNE(レザイン)/POCKET DRIVE
わずか140mmのコンパクトなレザインの携帯ポンプ。見た目もクールな仕上がりのデザインです。コンパクトでかっこいい携帯ポンプをお探しの人におすすめです。
ITEM
Lezyne/ポケットドライブ
●最大空気圧:160psi
●重量:79g
●全長:140mm
TOPEAK(トピーク)/ニンジャP
シートポストの中に収納する、ユニークな収納方法の携帯ポンプです。ロードバイクの見た目を損ねたくない人におすすめのモデルです。
ITEM
トピーク ニンジャ P 携帯ポンプ
●最大空気圧:160psi
●重量:62g
その他にあると便利なアイテム
ロードバイクの空気入れに、その他に便利なものをご紹介します。
ビバ/フレンチバルブアダプター
ロードバイクで使用する仏式を、シティサイクルに多い英式に変換するアダプターです。これがあればロードバイク用の空気入れで、シティサイクルのタイヤにも空気を入れることができます。
ITEM
ビバ アルミフレンチバルブアダプター(仏→英)
● 材質:アルミ
● 適応バルブ:仏式 ※ バルブ形状によっては使用できない物もございます。
GIYO/GG-02 エアーゲージ
バルブをさし込むだけで空気圧を測定できるアイテム。ロードバイクの空気圧管理にひとつは持っておきたいアイテムです。
ITEM
GIYO GG-02 エアーゲージ
●対応バルブ:米・仏対応
●最大測定圧:260PSI
走る気にさせる空気入れを!

ロードバイクに乗るときは、必ず空気圧チェックが必要です。空気圧が高すぎると乗り心地は悪くなり、低ければペダルが重くなったりパンクしてしまったりもします。
毎回の空気入れに、使いにくい空気入れではやる気もなくなってしまいます。使いやすく快適な、“走る気”にしてくれる空気入れを使うと、サイクリングがより楽しく快適になりますよ!
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