クリートの使い方を解説!はめ方・外し方や立ちごけ防止のコツなど

ロードバイクやクロスバイクなどで使用される「ビンディングペダル」や「クリート」。初心者の方には馴染みがなく、一体どんなものかイメージが付きにくいですよね。

この記事では、基本となるクリートの使い方と練習方法を紹介していきます。戸惑うことなくスムーズにクリートが使えれば、より楽しみ方が広がりますよ。

制作者

S.K.

自転車バカのライター。ロングライドとバイクパッキングが好きで、愛車と共に全国を駆け回る。登山、キャンプ、釣りなどを楽しむアウトドアマンでもある。

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目次

  • 「ビンディングペダル」「クリート」って何?
  • 【はめ方】クリートの使い方を解説
  • 【外し方】クリートの使い方を解説
  • 走行中の着脱のコツ
  • 立ちごけ防止のコツ・練習法
  • クリートの位置調整は念入りに
アイキャッチ画像:筆者

「ビンディングペダル」「クリート」って何?

ビンディングペダルは、ペダルとシューズを固定するパーツです。

 

ペダルを踏みこむ力だけでなく、引き上げる力なども推進力に変えられるため、効率よく走るのに役立ちます。

 

ロードバイク 坂道

撮影:編集部

「足が離れないのは怖い」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、正しく使えば安全で便利な道具です。一度慣れると扱いは簡単ですし、きっと手放せなくなりますよ。

 

どんな構造で固定しているの?

ビンディングペダルにも様々な種類がありますが、この記事では一般的な「SPDペダル」を例にご説明しましょう。

 

クリート 自転車

撮影:筆者

シューズの裏に固定されているパーツを「クリート」と呼び、このクリートをペダルに噛ませて固定します。ペダルには前方に凹み、後方にバネがあり、凹みにはまったクリートをバネの力で噛み込むのです。

 

このバネの力は調節が可能で、ペダルの調節ねじを回すことで強弱を変えられます。初心者の方は、楽に着脱ができるように、固定力を弱めておくのがおすすめです。

 

 

【はめ方】クリートの使い方を解説

では、早速クリートの使い方を解説していきましょう。まずはクリートをペダルにはめる方法です。

 

手順は簡単で以下の2ステップ。

 

①つま先側をペダルの凹みに合わせる

②ペダルを踏みこみ、かかと側をバネ部分に噛ませる

 

それぞれを写真付きで見ていきましょう。

 

①つま先側をペダルの凹みに合わせる

クリートをはめる時は、必ず「つま先」側から。ペダルに真上からクリートを押し付けても上手くはまらないため、ペダル前方の凹みにクリートの先端を合わせましょう。

 

ペダルとクリートの位置を確かめながら…

クリート ペダル

撮影:筆者

つま先側を凹みに合わせる

クリート ペダル

撮影:筆者

はじめはペダルのどの位置にクリートを合わせれば良いのか分かりませんので、何度か凹みにクリートを合わせて感覚をつかみましょう。

 


②ペダルを踏みこみ、かかと側をバネ部分に噛ませる

クリートの先端が合わさったら、体重をかけてペダルを踏みこみ、かかと側もはめ込みます。「バチン」という音がなれば、クリートがペダルに固定されます。

 

かかと側がまだ入っていない状態

クリート ペダル

撮影:筆者

体重をかけて「パチン」とはめる

クリート ペダル

撮影:筆者

体重をかけてはめ込むので、クランクの位置は力をかけやすい2~5時ではめるのがおすすめ。逆の7~11時では、力が逃げてしまいます。

 

もし体重をかけてもはまらない場合は、ペダルの正しい位置にクリートが合わさっていないか、ペダルの固定力が強すぎるかも知れません。①のつま先の位置を確認するか、ペダルの固定力を見直してみましょう。

 

 

【外し方】クリートの使い方を解説

続いては、クリートの外し方。こちらも手順は簡単で、2ステップを意識してみましょう。

 

①つま先側に軽く体重をかける

②かかとを外側にひねる

 

それぞれ写真付きで解説します。

 

 

①つま先側に軽く体重をかける

クリートを外すときは、ついついペダルから足を離そうと「引っ張る」動作をしがちです

 

しかし、その引っ張る動作でもペダリングが出来るよう設計されているため、当然クリートは外れません。クリートを外すときは、逆に「押し付ける」動作を意識すると間違いないでしょう。

 

クリートのあるつま先側を押し付けるイメージ

クリート ペダル

撮影:筆者

クリートとの位置を意識しよう

クリート ペダル 位置

撮影:筆者

つま先側に体重をかけ、クリートの底部や先端をペダルに押し付けるようなイメージを持つと良いでしょう。慣れれば無意識に正しい動作が出来ますが、初めて使う際は「引っ張る」のではなく「押し付ける」と意識しましょう。

 


 

②かかとを外側にひねる

体重をかけたつま先側を軸として、かかとを外側にひねります。正しい動きが出来れば、「パチッ」という音と共に、クリートが外れるはずです。

 

クリートが付いた状態から…

クリート ペダル

撮影:筆者

つま先を軸に、かかとを外へ

クリート ペダル

撮影:筆者

ポイントは、①と同じく「引っ張らない」こと。初めに軽く体重をかけたつま先側の軸を意識して、かかとを斜め前に押し出すイメージでも良いですよ。

 

走行中の着脱のコツ

基本的なクリートの着脱はご紹介した通りですが、実走で着脱する際のコツもあります。いざ道路に出てから失敗しないように、頭に入れておきましょう。

 

はまらない時は「焦らずクランクを1回転」

慣れるまでは、クリートとペダルの位置が合わず、スムーズにはまらないことも多々あります。

 

「あれ?あれ?」と位置を探しているうちに、不安定なままフラフラと走ってしまう方が多いのですが、実はそれが最も危険。低速では自転車が安定しないため、余計に転倒のリスクを高めています。特に信号待ちのあとは後続車が多いため、まずは「安定してまっすぐ走る」ことが先決です。

 

クリート 装着

撮影:筆者

クリートがはまらない時でも、ゆっくりとペダルを回し続け、自転車が安定する速度を保ちましょう。クリートがはまっていなくても、軽くゆっくりペダルを踏むことはできます。

 

焦らずペダルを一回転させて仕切り直し、安定した速度でクリートをはめるのがおすすめですよ。

 

目線は常に前へ

クリートをはめる時・外す時ともに、ペダルは目視せず、視線は常に前へ向けるようにしましょう。ペダルをつい目で確認したくなりますが、前方不注意となり危険です。

 

ロードバイク サイクリング

撮影:編集部

また、下を向いてしまうとバランスが崩れ、自転車が不安定になります。上手くはまらない・外せないからといって安易にペダルを見るのは、逆に転倒や事故のリスクを高めているのです。

 

どうしてもはまらない時は、安全な場所で停止・降車してからペダルやクリートを確認を。逆にどうしても外せない時は、少し走って安全な壁などにつかまってから、落ち着いて対処しましょう。

 

立ちごけ防止のコツ・練習法

ビンディングペダルを使用するとき、どうしても気になるのが「立ちごけ」。足を付きたいときにクリートが外れず、そのままバタリと倒れてしまう失敗です。

 

その立ちごけを防ぐためのコツや練習方法を、簡単にご説明しましょう。

 

まずは壁を使って練習

はじめてビンディングペダルを使用するなら、まずは安全な壁に寄りかかって着脱の練習をしましょう。何度も繰り返して慣れてきたら、「壁の近くを走って減速⇒停車」の流れを練習するのも良いですね。

 

無意識に着脱出来ることが大切ですので、何度も何度も繰り返しましょう。

 

クリート サイクリング ポジション

撮影:筆者

ちなみに壁でなくポールでも練習は可能ですが、ポール側に倒れてしまった際にフレーム(特にトップチューブ)を壊してしまう可能性が高いため、あまりおすすめはできません。

 

クリートを外した側にバイクを倒す

自転車に跨って練習するとき、「クリートを外した側」にバイクを倒す癖をつけておきましょう。クリートが付いている側に体重をかけてしまうと、立ちごけの原因となります。

 

クリート サイクリング

撮影:筆者

逆にいえば、クリートが外れている側にバイクを倒している限り立ちごけはしません。着脱を行うときも、停車しているときも、常に体重をかける・バイクを傾ける側を間違えない意識をすると、立ちごけをぐっと減らせるでしょう。

 

 

両足とも咄嗟に外せるようにする

基本的な着脱が出来るようになったら、安全な場所で「急ブレーキ⇒クリートを外す」という練習もしておきましょう。

 

クリート サイクリング

撮影:筆者

そしてこの練習は、必ず「両足で出来るようにする」のがおすすめ。道路の状況により、咄嗟に付ける足が左右どちらかは分かりません。安全のため、両足で同じように着脱できるスキルは身に付けたいものです。

 

実走では避けられない急ブレーキがありますし、立ちごけしそうになった際のリカバリーにも効果的です。

 

クリートの位置調整は念入りに

最後に、クリートのセッティングについて簡単に触れておきましょう。

 

クリート 調整

撮影:筆者

シューズのクリート取り付け位置・角度は、ある程度調整が出来るようになっています。位置や角度が適正でないと、違和感や痛みの原因となることもあるため、正しい位置への取り付けが欠かせません。

 

細かな調整には専門的な知識が求められますので、疑問がある時は、ショップへ相談してみると良いでしょう。

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