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R250はワールドサイクルのオリジナルブランド

使いやすく、機能的なR250(アールニーゴーマル)バッグ。実際はどんなブランドなのか気になります。R250を詳しく知るためにも、開発者の“あの方”に聞いてみましょう!
“あの方”とは…

岩田さんです!
岩田さんは、ワールドサイクルでR250シリーズのバッグの企画・開発をされています。ユーザーのニーズに合わせたバッグやアクセサリーを主に取り扱っています。また岩田さんを「輪行マイスター」として知っている方も多いのではないでしょうか?
岩田さん、よろしくお願いします!早速ですが、R250が展開するバッグの強みを教えてください。
自転車通販として幅広く商品を扱っているので、お客様の一番大きいニーズにお応えできることですね。R250の特徴は大きく3つありますよ!
①街乗りからロングライドまで、様々な走りに合う
使いやすさと機能性を重視しつつ、シンプルなデザインでバッグを仕上げています。どの自転車にも合うように、黒色やグレー単色などの落ち着いたカラーリングにしています。
30年以上自転車に乗り続けている岩田さん。これまでの経験や培ってきたノウハウから、様々な走りのシーンに合わせたバッグ開発を心掛けてきたようです。
また講習会を開き、直接ユーザーの声を聴き、製品の改善に努めてきたと言います。どんな自転車にも合わせやすく使いやすいバッグというのはうれしいですね。
②幅広いラインナップ
2つ目の特徴は、幅広くラインナップを準備していることです。すべてのユーザーさんが納得できるバッグは作れないので、目的別・サイズ別の商品を広く展開しています。
ユーザーによってバッグに求めるスペックは様々です。そんな多種多様なニーズに応えるため。R250には幅広く商品展開がされています。
例えばフレームインナーバッグだけでも6種類を展開しています。サイズ違いだけではなく、防水性能を高めたモデルも用意されています。R250にはバッグとアクセサリーを含めて、100以上の商品があるというのには驚きです!
③手ごろな価格
3つ目は、購入しやすい価格と入手性ですね。海外ブランドの自転車用バッグは高価で、注文から商品到着に時間がかかる傾向があります。しかしR250は国内発送のため、安くてすぐに手にすることができます。
海外ブランドのバッグに対して、「たしかにかなり高機能だけど、ここまで機能性を求めていない…むしろ価格を抑えてほしい」と筆者はしばしば感じることがあります。
しかしR250バッグは、購入しやすい価格設定がされています。だからと言って品質が低いこともなく、機能的で何年も使い続けられる商品が数多く打ち出されています。性能と価格のバランスが優れている点が、R250の魅力だと感じます。
ではここからは、R250バッグの代表製品を4つ紹介していきましょう!
レビュー①防水ドラム型フロントバッグ グレー

R250を代表する防水バッグシリーズのフロントバッグです。見た目は、コンパクトなフロントバッグといった印象です。
フレームサイズが小さいと、前輪が擦ってしまい、フロントバッグがつけられないということが起こりがちです。しかしこちらの防水ドラム型フロントバッグは直径が10cm、容量1.0Lというコンパクトなサイズなので、ほとんどのスポーツ自転車に取りつけられるでしょう。

メインポケットは、仕切りが無いため嵩張るものでも簡単に入ります。補給食、財布、スマホはもちろんのこと、ジレや薄いウインドブレーカーも難なく入ります。

固定方法も2本のベルクロだけなので、ハンドル径や形状に限定されずほとんどのハンドルに取り付けられると思われます。幅も25cmとコンパクトで、ドロップハンドルにつけても邪魔と感じることはありませんでした。

R250バッグ全般に言えることですが、開閉がしやすいように掴みやすいジッパー取っ手になっています。冬場などグローブをしていても簡単に開けられる工夫がされていて嬉しいですね。
ハンドルが低くでも前輪に擦れない工夫をしています。ベルクロ位置を変更できたり、直径を小さくすることで、様々なハンドル径やワイヤー配置にも対応可能です。
ITEM
R250/防水ドラム型フロントバッグ グレー
サイズ:横25cm×高さ10cm
容量:1L
重量:95g
レビュー②防水フレームインナーバッグ レギュラー

フレームインナーバッグとしてコンパクトに仕上げられています。高さが60~100mmと低く、ボトルに干渉しにくいサイズになっています。
海外ブランドのバッグだとサイズが大きく、フレームサイズが小さい自転車には合わせられないことがあります。そういった悩みを解決するためにも、ヘッドチューブ側の高さを極端に低くし、ボトルの抜き差しもスムーズにできます。また幅も50mmなので、膝がぶつかりにくくなっています。

ベルクロで固定するため、簡単に着脱できることも魅力ですね。トップチューブ側には「2本→3本のベルクロ」と本数を増すアップグレードもされて、中央部で垂れ下がりにくくなっています。

シッパーは左右についており、右側はメインの荷室と、左側がサブポケットとなっています。どちらも止水ジッパーが採用されているため、天候にかかわらず荷物を入れておけます。
日本人ユーザー向けに、バッグ形状を絞っています。「実際の荷物をしっかり入れて、走ってみて、形状が変わらないか」の使いやすさテストもしています。荷室をメインとサブだけにして、仕切り板やメッシュポケットはつけていません。シンプルなのがいいですよね!
ITEM
R250/防水フレームインナーバッグ レギュラー
サイズ:長さ430mm x 高さ60〜100mm x 幅50mm
重量:150g
カラー:グレー
レビュー③防水フレームインナーバッグ ショート グレー

こちらはショートタイプのフレームインナーバッグです。全長が短くトップチューブ側に容量を確保したバッグになります。
この形状により、シートチューブ側に長いツールケースを入れておくことが可能です。

写真左にあるツールケースは、「R250ツールケース スリムスーパーロングタイプ」という260mmのロングサイズですが、バッグと干渉しないのは嬉しいですね。
固定方法はベルクロ4か所留めです。荷室はレギュラータイプと同様に、右側メイン/左側サブポケットというつくりです。自分のスタイルに合わせて、フレームインナーバッグの形状を選べるのは嬉しいことですね。
レギュラーサイズの良さを活かしたまま、「小さなフレームにも合わせたい!」「シートチューブ側のボトルケージを使いたい!」の声を実現できるように開発しました。R250の強みでもある「細かなニーズに応えられる」製品ですね。
ITEM
R250/防水フレームインナーバッグ ショート
サイズ:長さ330mm x 高さ70〜130mm x 幅50mm
重量:140g
カラー: グレー
レビュー④防水サドルバッグ スモール グレー

R250の防水サドルバッグシリーズの中ではスモールサイズです。
「身長165cm以下の方のロードバイクでも取り付けられる大型サドルバッグとしては、ほぼ最小サイズ」というコンセプトのバッグです。
ロールアップ式で容量が3.5~5.5Lと使えるシーンの多いサイズ感になっています。

筒形かつ奥が狭いので、内面を黄色にしていて、視認性が高められています。
重量も345gと軽量な部類なのは、シンプルな作りで高い固定力を出せる工夫がされているためです。

サドルレール用バックルが、ロック付きでバッグの固定が緩みにくくなっています。大きなサドルバッグは荷物重量が大きくなり、バックルから緩むことがしばしばありますが、その心配がないのはありがたいですね。
芯材が使われており中身も潰れにくいため、バッグが折れ曲がったり、揺れたりすることも起きにくくなっています。
小さいサイズかつ使いやすいことに工夫を凝らしました。シートポストに巻き付けるベルクロも1本だけ。型崩れ防止のために、芯材を多くして安定させています。垂れ下がり防止のためバックル固定ができるようになっているのもポイントです!
ITEM
R250/防水サドルバッグ スモール グレー
サイズ 横5.5〜17cm×長さ33〜40cm×高さ14cm
容量:3.5〜5.5L
カラー:グレー
1泊2日のツーリングに使うなら、どんなバッグがいいの?
機能的で使いやすいことが特徴のR250バッグです。
せっかくなので岩田さんに「どんなバッグを組み合わせてツーリングへ出掛けるのがいいのか?」と聞いてみました!
まずR250のバッグを、どんなシチュエーションで使ってほしいですか?
ガチのキャンプツーリングやグラベルよりも、日常的な使いを想定しています。通勤通学はもちろん、日帰りのツーリング、宿アリのツーリングなどなどです。電車やフェリーを使ったツーリングにも使いやすいと思いますよ!
1泊2日の宿アリのツーリングならどんなバッグの組み合わせがいいんでしょうか?岩田さんセレクトを教えてください!
やっぱり荷物を分散するスタイルがおすすめですね。私は季節によって使い分けるようにしています。
なるほど!例えば、着替えの量が少ない夏は、どういったバッグを持っていきますか?

フレームインナーバッグのレギュラーサイズに荷物を入れるようにしています。スマホや財布などは、フロントバッグかステムポーチに。工具は小型のサドルバッグに入れるようにしています。夏ならボトルは2本持っていきますね。
確かに寝間着も宿にあることが多いですし、コンパクトになりますね。逆に荷物の多い季節のときはどうしてますか?
1日の寒暖差が大きい春と秋は荷物が増えますね。そういうときにはサドルバッグを変えて対応しています

春や秋だと、小型サドルバッグを大型サドルバッグに変えています。荷物が多きときには、15Lぐらいのバックパックを背負ってもいいかなと思いますけどね。
ありがとうございます!季節によって、容量違いのサドルバッグを使い分けているんですね。とても参考になります!
あくまで一例ですが、バッグの組み合わせ方次第で、使いやすさも変わるのでいろいろ試してほしいですね。
R250バッグで出掛けよう!

「複数のバッグを組み合わせて、ツーリングに出かける」という遊び方にマッチしているのが、R250バッグでしょう。
毎回のサイクリングで必要になるスマホや補給食を定位置に収めたいと思えば、フロントバッグを常につけておくというやり方もおすすめです。
自転車スタイルが定まっていなくても「まずは買って試してみようかな」と手を出せるのが手ごろな価格のR250バッグの強みです。日常使いやツーリング向けのバッグが気になっているなら、ぜびR250バッグをチェックしてみましょう!
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