世界的な自転車メーカー「TREK」のグラベルロード
TREK(トレック)は、アメリカに本拠地を置く自転車総合メーカー。世界のレースシーンで活躍する、高性能なロードバイクやMTBをはじめ、クロスバイクや電動自転車e-bikeまで幅広く取り扱っています。そして新しいジャンルのグラベルロードに、いち早く取り組んできたブランドでもあります。
TREKの最新テクノロジー
トレックのグラベルロードは、最先端のロードバイクやMTBの開発からフィードバックされた、多くの最新テクノロジーが、つまっています。そのいくつかをご紹介しましょう
特許を取得している「OCLVカーボン」
トレックが特許を持つ独自のカーボン成型技術が、OCLV(Optimum Compaction Low Void)=超高密度圧縮・低空隙製法です。これによりカーボン部品の強度と耐久性を低下させる原因となる微小なスキマ(空隙)を徹底的に排除し、航空宇宙産業で求められるレベルの性能を達成しています。
荒れた路面を、ものとももしない「IsoSpeed」
剛性と振動吸収性を両立させるテクノロジーがIso Speedです。シートチューブをトップチューブから「分離」させ、シードチューブをしならせることで路面から衝撃を吸収するよう作用する、トレック独自のシステム。荒れた路面でもスムーズに走ることができ、長距離を快適に走ることができます。
プログレッシブジオメトリ
クイックなハンドリングと、安定感の相反する性能を両立したのがプログレッシブジオメトリ。フロントセンターとチェーンステー長を延長した、ロングホイールベース仕様となっていて、コーナーの多いハイスピードの下りでの安定性や操作性に優れているのが特徴です
チューブレスレディホイール/タイヤが標準装備
TREK(トレック)のホイール、パーツブランドがBONTRAGER(ボントレガー)。トレックのグラベルロード完成車には、ボントレガーのグラベルロード用チューブレスレディ(TLR)ホイール/タイヤが標準装備されています。トラクションと快適性を高め、リム打ちパンクの可能性もほとんどないため、グラベルに最適です。
低価格のモデルは少ない
最も低価格のモデルでも25万円超で、残念ながら低価格のモデルはありません。しかしその価格に見合うだけの性能と魅力を備えているのが、トレックのグラベルロードです。
トレックのグラベルロード「Checkpoint」最新モデルの特徴
トレックのグラベルロード「Checkpoint(チェックポイント)」シリーズは、2022年モデルからフルモデルチェンジ。全モデルでプログレッシブジオメトリを採用し、グラベルの走破性が高くなっています。その最新モデルの特徴をご紹介しましょう。
世界最大級のグラベルレースを制覇するために作られた「SLR」
グラベルレースのため作られたトップモデルが「Checkpoint SLR」。コンポの違いにより、「SLR 9 eTap」、「SLR 7 eTap」、「SLR 7」、「SLR 6 eTap」の4モデルがあります。
超軽量700 OCLV カーボンフレームに、トップチューブ内蔵型Isospeedを装備し、軽量性・剛性感・安定性・乗り心地のバランスの高さが特徴です。ツールやギアを入れる内蔵ストレージや、フェンダーマウントも装備。フレームバッグマウントも付いていますが、レース向けのため下位モデルよりマウントの数が少なくなっています。
2022年にはUCI公認のグラベルレースが初開催されるということもあり、グラベルレース用モデルであるSLRから目が離せませんね。
IsoSpeed搭載のカーボングラベルロード「SL 5」
レース用がSLRなら、冒険に出かけたくなるのが「Checkpoint SL 5」です。軽量500 OCLVカーボンに、シートチューブ型Isospeedを装備し、荒れた路面でも快適な走行が可能。内蔵式ストレージや一体式のフレームバッグマウントをはじめ、多数のアクセサリマウントを装備し、荷物を満載して好きな所へ行くことができます。
入門に最適なアルミグラベルロード「ALR 5」
「Checkpoint ALR 5」は、上位モデルと同様のプログレッシブジオメトリー採用のAlpha 300アルミフレームモデルです。カーボンフォークにボントレガーのチューブレスレディ(TLR)ホイール/タイヤを装備し、アクセサリマウントも多数。過酷なグラベルでの長距離ライドに耐えられる、入門に最適なグラベルロードです。
シクロクロスやツーリングバイクもありますよ
トレックには、オフロードも走れるロードバイクとして、シクロクロスバイクのBoone 6(ブーン 6)もあります。シクロクロスはオフロードも走れるという点ではグラベルロードと同じですが、レース用バイクのため、荷物の積載能力は期待できません。
もう一つ、荷物を満載して遠くへ行くという点では、ツーリングバイクの「520」があります。こちらは、ほぼ舗装路メインで、速く走ることは得意ではありません。例えばキャンプ道具を積んで何泊もしながらツーリングする、といった使い方ですね。
トレックのグラベルロードで、オフロードを存分に楽しもう
最新テクノロジーを纏ったトレックのグラベルロード、いかがでしたか?レース用モデルからアドベンチャーライド向きモデル、入門用モデルまでそろったトレックのグラベルロードで、オフロードを存分に楽しもう!