【走破せよ!】シクロクロスのタイヤの選び方とおすすめ11選

【走破せよ!】シクロクロスのタイヤの選び方とおすすめ11選

シクロクロスにおすすめのタイヤを紹介します。定番のオールラウンドのほか、ドライ、ウェットまで、ジャンル別にまとめました。チューブラータイヤはもちろん、初心者でもメンテナンスがしやすいチューブレスタイヤもピックアップしましたよ。走りたいルートに合わせて、ぴったりのタイヤを見つけましょう。

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目次

アイキャッチ画像出典:flickr/Dave Haygarth

シクロクロスのタイヤ選び、ポイントをご紹介!

シクロクロスのタイヤ選び、ポイントをご紹介!
出典:flickr/Dave Haygarth

シクロクロスで走るコースには、泥道や林道、芝や砂地など様々なコンディションがあります。荒れた坂道など、タイヤがとられて、走行不能な場所では、車体を担いで自分の足で走ることも。

そんな、多くのシチュエーションを走るシクロクロスは、タイヤの種類も多く、どれを選べばいいか悩むこともあるでしょう。

今回はシクロクロス用のおすすめのタイヤと、選び方をまとめました。

太さは、32C・33Cが主流

シクロクロスのタイヤは、競技規定で33mm幅までに指定されています。未舗装路が中心なので、25Cなど細いタイヤを使う人は少なく、32Cと33Cが主流です。

レース以外では乗り心地重視で35C以上のタイヤを使う人もいますよ。

路面ごとに、適したタイヤがあります

それでは、シクロクロスのタイヤの選び方をご紹介していきましょう。大きく種類が3つあり、それぞれ得意なシーンがあります。

ドライな路面には「ファイルタイヤ」

ドライな路面には「ファイルタイヤ」
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タイヤ中心のセンタードットがヤスリ(ファイル)のようなパターンになっているタイヤ、「砂目」とも呼ばれています。乾いた路面を速く走れるほか、砂が抜けやすく砂路面も得意です。


ドライもウェットもこなす「オールラウンドタイヤ」

ドライもウェットもこなす「オールラウンドタイヤ」
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「インターミディエイト」「ミックス」とも呼ばれるオールラウンドタイヤで、サイドノブ(タイヤ表面の突起部分)にドットパターンがあり、グリップ力に優れています。多少の雨、ウェットな路面にも向いていて、森林を走るコースにもぴったり。


泥やぬかるんだ路面には「マッドタイヤ」

泥やぬかるんだ路面には「マッドタイヤ」
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高さのある「ノブ」があり、泥が詰まらないよう、ノブの間隔が開いています。ノブが地面をとらえて、滑りにくく、ぬかるんだ道でも走れるでしょう。


舗装路がメインなら「スリックタイヤ」も

舗装路がメインなら「スリックタイヤ」も
出典:楽天市場

レースでは使われませんが、舗装路メインでのサイクリングやロングライドなら「スリックタイヤ」もおすすめです。シクロクロスは、太いサイズのタイヤもセットできることも多く、ロードバイクでは味わえない、快適な乗り心地の街乗りもできますよ。

初心者の方や、迷った時にはオールラウンドタイヤを

初心者の方や、迷った時にはオールラウンドタイヤを
出典:flickr/Korey Hopkins

一度に、全てのタイプのタイヤを揃えるのは大変なので、迷った時には、もっとも汎用性がある「オールラウンドタイヤ」がおすすめ。スピードと走破性のバランスが取れていて、様々なオフロードを走れるでしょう。

おすすめのオールラウンドタイヤ5選

最初に、初心者にもおすすめのオールラウンドタイヤを紹介します。迷ったら、とりあえずここから!

ヴィットリア Terreno Mix  G2.0タイヤ

サイズ31−28”、33-28”
重量460g

イタリアのタイヤメーカー「ヴィットリア」は、ロードバイクやMTBのタイヤでも知られています。

このモデルは、シクロクロス用のシリーズで、チューブラーのほか、チューブレスレディもあります。ポリエステル芯の周りをコットンで包み込む、高密度の「コアスパンケーシング(繊維)」で、滑らかながらグリップ力も安心感のある走りを叶えるでしょう。

マキシス オールテレーン

サイズ700x33c
重量420g

台湾で最大級のタイヤメーカー「チェンシンゴム」が立ち上げたブランド「マキシス」。

独自の素材で、耐パンク性能。強度を向上させたオールテレーン。オールラウンドですが、ノブが高めなので、傾斜がきついキャンバーセクションも、地面にがっつり食い込んで走破できます。

    チャレンジ Grifo

    サイズ700x32、700x33
    重量405g

    イタリアの「チャレンジ」は、柔軟性と粘着性の高い天然ゴム製の「トレッド」を採用した、ハンドメイドのタイヤメーカー。

    グリフォは、ブランドでも定番のオールラウンドタイヤ。天然素材のコットンをケーシングに使い、グリップ力を増した「ソフトコンパウンド素材」を採用しています。レースでも使われているので、高みを目指すなら見逃せませんね。

      ハッチンソン ブラックマンバCX

      サイズ700x32
      重量400g

      1853年創業のフランス老舗タイヤメーカー「ハッチンソン」。

      ブラックマンバCXは、プロのMTB選手と共同開発された、ドライ路面を速く走るためのタイヤです。サイドノブは、「レースリポスト・コンパウンド」でグリップ力も保たれつつ、全体として軽量で高速走行に向いた仕様になっています。

      パナレーサー CG CX TLC

      サイズ700x33
      重量360g

      パナレーサーは、開発と生産拠点ともに日本にあるメーカー。

      こちらはチューブラーでなく、チューブレスコンパーチブルという、パナレーサーの新型CXタイヤです。天候に関係なく、抜群のグリップ力を発揮します。耐パンク性や転がり性能も高く、快適さもばつぐん。

      クリンチャーオールラウンドタイヤおすすめ3選

      続いて、クリンチャータイプのオールラウンドタイヤです。

        Vittoria Terreno MIX

        サイズ700×31・700×33・700×38C
        重量420g(700×33)

        転がり抵抗を軽減するセンターリッジと、グリップ力の高いショルダーを組み合わせ、あらゆるコンディションに対応、ヴィットリア独自のコンパウンド「グラフェン2.0」を採用し、ウェットコンディションでのグリップ性も高めています。

          MAXXIS ALL TERRANE

          サイズ700×33C
          重量375g

          多くの高いブロックが、走行性・コントロール性を高めて、様々なコンディションに対応するモデル。ブロックの配置間隔は広く、タイヤの泥を素早く排出し、路面にしっかりとグリップします。クリンチャーの他にチューブラーモデルも用意されています。

          Panaracer ALBIT

          サイズ700×33C
          重量330g

          耐久性・耐摩耗性の高いコンパウンドを採用し、新開発のドレッドパターンはドライ路面からマッドまで幅広く対応、転がり抵抗の低さとグリップを両立させたチューブレスコンバーチブルモデルです。

          ドライタイヤのおすすめ3選

          乾いた道、硬めの路面を走ることが多いなら、ドライタイヤですね。多少の雨、柔らかめの路面も走破できる、オールラウンドに近いモデルもまとめました。

          TUFO Flexus Dry Plus

          サイズ700x32c
          重量300g

          チェコの「トゥフォ」は、1991年創業のメーカー。ハンドメイドで作られるタイヤは、品質の高さに定評があります。

          「フレクサス・ドライプラス」は、トレッド(地面との接触面)に「シリカ+VP Si 363」が使用され、転がり抵抗の軽減と高いグリップ力を実現。耐パンク性も高く、多少ウェットな路面でも、安心して走れますよ。

            チャレンジ Dune

            サイズ700x33
            重量400g

            汎用性が高いトレッドロールとグリップで、砂利道なども、スムーズに走れるでしょう。転がり抵抗が小さく、乾いた硬い路面での走行を得意としています。

            クリンチャードライタイヤおすすめ3選

            ドライタイヤのクリンチャータイプもご紹介していきます!

            Continental SPEED KING CX RACE SPORT

            サイズ700×32c
            重量290g

            自動車タイヤなども総合的に扱うドイツのメーカー。自転車タイヤは創設時から生産していて、競技での実績もある信頼のメーカーです。

            センタートレッドは転がり抵抗を抑え、硬く乾いた路面では強い味方になるでしょう。ブラックチリコンパウンドを採用し、サイドのパターンでスピードとグリップを両立させています。

              IRC SERAC CX TUBELESS SAND

              サイズ700×32C
              重量380g

              砂地でスタックしにくい、ダイヤ状の砂目でデザインされたパターンのモデルです。

              適度な大きさのダイヤ目は、芝や草地などでもグリップ力が高く、走行抵抗を減らしています。

                Vittori Terreno DRY

                サイズ700×33C
                重量410g

                魚の鱗のようなセンターデザインは、傾斜があり、速い転がりを実現させています。

                グラフェン2.0コンパウンドと、鋭いサイドエッジはコーナーリング時に路面を捉え、耐久性・グリップ性など高いパフォーマンスを発揮します。

                マッドタイヤのおすすめ3選

                ぬかるんだ道もチャレンジしたい人は、マッドタイヤを相棒にしましょう。泥道までがっつり走れるモデルを中心に集めました。

                  MICHELIN POWER CX MUD

                  サイズ700x33
                  重量380g

                  グルメガイドでも有名な、ミシュランは、自転車や自動車のタイヤを製造するメーカーです。

                  こちらは、ぬかるんだ路面向けパターンを採用したタイヤ。新開発の「グリーンコンパウンド素材」を使い、低圧走行用にコットン素材で強化しています。泥道だけでなく、柔らかめ路面にもおすすめ。

                    KENDA CHOLLA

                    サイズ700×33C
                    重量427g

                    2種類のコンパウンドを組み合わせて成形された「デュアル・トレッド・コンパウンド」で、泥はけがよくトラクションのかかりやすいパターンが使われています。マッドコンディションに最適なタイヤです。

                      IRC Serac CX Tubeless MUD

                      サイズWO 700x32c
                      重量380g

                      こちらは、チューブレスのマッド路面用タイヤ。専用パターンで、排泥性とグリップ力があり、マッドな路面でも力強いパフォーマンスを発揮します。チューブラーと比べてメンテナンスも簡単なので、初心者にもおすすめ。

                      クリンチャーマッドタイヤおすすめ3選

                      最後に、クリンチャータイプのマッドタイヤのおすすめです。

                        MICHELIN POWER CYCLOCROSS MUD

                        サイズ700×33C
                        重量390g

                        グリーンコンパウンドに耐パンク性能が高いPROTEKベルトを前面に配置。やわらかい路面に刺さり、泥はけの良いパターンを施しています。低圧での使用ができるチューブレスレディ、チューブレスがラインナップされています。

                          MAXXIS Raze

                          サイズ700×33C
                          重量355g

                          泥や雪にも対応し、オールラウンドタイヤとしても高い性能を持つタイヤです。センターリッジは転がり抵抗を低減、サイドの開いたブロックは泥つまりを解消します。

                            HUTCHINSON TORO CX

                            サイズ700×33・700×47(チューブレスレディ)700×32(チューブラー)
                            重量390g(700×32C)

                            高サイドブロックで、荒れた路面でもグリップ力を発揮し、ぬかるみを走破できるでしょう。チューブレスレディ・チューブレスモデルを揃え、重量を限界まで下げながらも耐パンク性を高めています。

                            【豆知識】シクロクロスは、空気圧も重要です

                            【豆知識】シクロクロスは空気圧も重要です
                            出典:楽天市場

                            シクロクロス用のタイヤの空気圧は、走る道によって変える必要があります。ロードバイクなら6.0~8.0で入れる方が多いと思いますが、オフロードを走るシクロクロスでは、グリップ力を上げ車体が跳ねるのを防ぐため、空気圧を下げる必要があります。

                            初めてオフロードを走るなら「クリンチャー」では2.0~2.5くらいに設定しましょう。上級者が多く使う「チューブラー」は、空気圧を下げやすいというメリットも人気の要因の1つです。

                            自分好みのタイヤで、シクロクロスを始めてみよう

                            林道からぬかるみまで、様々なオフロードを走るシクロクロス。シーンにあったタイヤを探して、どんな道でも、快適に走破しましょう。