【保存版】自転車のタイヤチューブ交換方法!おすすめの製品もご紹介

自転車のタイヤチューブは、消耗品!パンクしていなくても、経年劣化する前に交換しませんか?こちらでは、シティサイクルのチューブの交換方法や、定番メーカーを中心におすすめのチューブを紹介しています。前輪なら、自力で交換も難しくないですよ。

目次

自転車のチューブを交換しよう!

自転車 チューブ

出典:flickr/yoppy 

多くの自転車は、タイヤの中に、空気を入れるための「チューブ」が入っています。タイヤは分厚く丈夫ですが、道に落ちたクギなどが刺さると、タイヤを破ってチューブに穴が空き、パンクしてしまうことも。

また、チューブは消耗品。3年くらいしたら、パンクしていなくても交換することをおすすめします。

ココをチェック!自転車チューブの選び方

チューブはそもそも、タイヤや自転車のフレームによって、規格やサイズが異なります。自分の自転車に合うチューブを見つけるためのチェックポイントをまとめました。

①バルブの種類

自転車 バルブ

出典:flickr/Umberto Brayj

タイヤに空気を入れるときの穴「バルブ」には、3つの種類があります。

シティサイクル(ママチャリ)は「英式」、ロードバイクやクロスバイクは「仏式」、マウンテンバイク(MTB)は「米式」が主流。この規格が違うと取り付けできないので、必ずチェックしましょう。

②タイヤサイズにあったチューブのサイズを

自転車 タイヤ

出典:楽天市場

タイヤは、大きさや幅のサイズの違いがあります。基本的には、タイヤ自体に書かれているので、まずは持っているタイヤ側面などの表記を確認しましょう。シティサイクルの場合、このような表記が多いですよ。

「26×1 3/8」

これは、「大きさ26インチ、幅1と3/8のタイヤ」という意味。チューブも、タイヤのサイズに対応している製品を選びましょう。

ちなみに表記は3種類あり、小数点があるなど、まったく違う数字が並んでいることもあります。同じ表記のチューブを選べば、失敗しにくいでしょう。

③チューブの素材

素材はおもに、石油を原料にした合成ゴムの「ブチル」、天然ゴムを原料にした「ラテックス」の2種類。比較的安価で熱に強い、ブチルが主流です。

気候の変化にも強く、予備も保管しやすいので、ブチルから選ぶのがおすすめですよ。

④バルブ長も確認しておこう

④バルブ長も確認しておこう

英式、仏式など、バルブには種類がありましたね。さらにバルブは、長さの違いもあります。ホイールの幅(リム高)が大きいと、バルブが埋まってしまうことも。

バルブの長さは、リム高より10〜15mmほど長い製品を選びましょう。

シティサイクルにおすすめ!自転車チューブ5選

ここからは、多くのシティサイクルのサイズ規格に合う、おすすめのチューブを紹介します。サイズやバルブの長さなど、自分の自転車に合うか確かめながらチェックしてみてくださいね。

パナレーサー スーパーチューブ

自転車メーカーとしても有名な「パナソニック」のタイヤブランド、パナレーサー。


スーパーチューブは、パンクに強い、肉厚なつくりになっています。価格も比較的お手頃。

サイズ24x1-3/8, 26x1-3/8,26x1.625-2.1、27x1-3/8-1-1/2
素材ブチル
重量180〜240g

シュワルベ チューブ

ドイツのタイヤメーカー。「マラソン」などのチューブでも知られています。


こちらは、幅広い気温に対応する「ワイドレンジ」のブチルチューブ。シティサイクルの定番26インチのほか、小径車向けの20インチタイプなどもあります。種類が多いので、自分の自転車に合うチューブが見つかるかもしれませんね。

サイズ20x1.5-2.5, 24x1.5-2.5, 26x1.5-2.5
素材ブチル
バルブ長英式、30〜40mm
重量140〜190g

ブリヂストン ブリスターパック

自転車ブランドとしておなじみの「ブリヂストン」は、パンクに強いチューブも開発しています。


ブリスターパックは、空気透過性の低い特殊な素材で、チューブから少しずつ空気が漏れる「エア漏れ」もほぼなし。26インチ用を紹介しましたが、少し大きい27インチ、小径車向けの22インチなどもラインナップされています。

サイズ26x1.3/8, 27x1-3/8
素材ブチル
バルブ/バブル長英式、47mm
重量230〜240g

タイオガ インナーチューブ

BMXなどのスポーツバイクのタイヤを中心に、自転車用品を取り扱うブランド。


こちらは26インチのシティサイクル向けのチューブ。肉厚でエア漏れもしにくいので、通勤通学用の自転車にもおすすめです。

サイズ20x1.5-1.75, 22x1-3/8, 24x1-1/7, 26x1-1.25, 27x1-1/8-1-1/4
素材ブチル
バルブ/バルブ長英式 ,27mm〜33mm
重量100〜140g

IRC プレミアムチューブ

バイク用のタイヤでも知られるIRCは、タフな自転車用タイヤ、チューブを取り揃えています。


プレミアムチューブは、肉厚な1.2mm。エア漏れが少なく、パンクにも強いでしょう。

サイズ22x1-1/4-3/8, 24x1-1/2-1-1/4, 26x1.3/8, 27x1-3/8-1-1/7
素材ブチル

【シティサイクル】前輪のチューブ交換をしよう!

自転車に合うチューブを見つけたら、交換してみましょう。難しいイメージがあるかもしれませんが、前輪なら、比較的簡単に交換できますよ。

チューブ交換に必要なもの

作業の前に、次のアイテムを揃えましょう。

  • ・タイヤレバー
  • ・ラチェットレンチか、メガネレンチ
  • ・空気入れ

空気入れは、バルブの種類に対応している製品を選んでくださいね。

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①ライトのコードと、キャップを外す

ほかにも、傘入れなど落ちやすいアイテムは外しておきましょう。

②レンチでナットを緩める

ホイールの中心にあるゴムキャップを外すと、ナットが出てきます。ホイールが回る向きと反対側に回すと、緩められますよ。

③ワッシャなどを抜き、タイヤを外す

ナットを外すと、ホイールとフレームを繋ぐ「ワッシャ」。ワッシャを外すと、カゴと繋がる「ステー」が出てきます。すべて抜き、反対側のパーツも同じように抜くと、タイヤが外れます。

④タイヤのバルブを外して、空気を抜く

タイヤのバルブキャップを外すと、ナットが出てきます。ナットも外して、タイヤの空気を抜きましょう。

⑤タイヤレバーで、タイヤを外す

タイヤとホイールの間に、タイヤレバーを差し込みます。少し離して2〜3個差し込み、タイヤを引き上げながら少しずつ外していきましょう。

⑥チューブを外す

タイヤが外れたら、バルブのところからチューブを外します。

⑦新しいチューブをはめる

新しいチューブに、少しだけ空気を入れ、バルブのところから、タイヤの中にチューブを入れていきます。少し空気を入れることで新しいチューブが入りやすくなります。

⑧タイヤレバーで、タイヤを戻す

チューブが入ったら、バルブの位置から、タイヤをはめます。このときタイヤレバーを使って、ビード(タイヤの端)をホイールに落とし込むようにすると、入りやすいですよ。

⑨空気を入れる

タイヤがはまったら、空気入れで空気を入れましょう。

⑩自転車にタイヤを戻す

タイヤを外したときと反対の手順で、自転車にタイヤを戻しましょう。

不安な時は、自転車ショップにお願いしよう

不安な時は、自転車ショップにお願いしよう

チューブ交換の手順は複雑ではありませんが、少し力がいるところもあります。作業が不安だったり、難しい場合は自転車ショップに依頼しましょう。ショップによりますが、前輪なら1000円以下で対応してくれることもありますよ。

また後輪のチューブ交換の手順は、前輪とあまり変わりませんが、外すパーツが増えます。とくに変速機は取り外しが難しいので、ショップで対応してもらうのがおすすめですよ。

ロードバイクやクロスバイクは、自分で挑戦してみよう

ちなみにロードバイクやクロスバイクなど、スポーツバイクのチューブ交換は、シティサイクルよりも簡単。万が一のパンクに備えて、チューブ交換もマスターしておくと安心ですね。

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【豆知識】チューブを別の使い方で再利用?!

【豆知識】チューブを別の使い方で再利用?!

出典:flickr/Richard Masoner

古いチューブをすぐ捨てるのは、もったいない!便利グッズとして再利用できちゃったりします。

  • ●輪ゴム、結束バンドの代わりに
  • ●防犯ロックのカバーに
  • ●自転車にライトなどを取り付けるバンドとして
  • ●エクササイズ用のバンドに

とくに手軽なのは、チューブを輪切りにして、輪ゴムとして使うリメイク。束ねるアイテムに合わせて、切る幅の調整もできますよ。

筆者は、エクササイズ用のバンド、クルマに積む荷物を留めるバンドとしても使っています。重たい荷物の下に敷いて、床のキズ防止や滑り止めとしても使えるので、ぜひ活用してみてくださいね。

チューブ交換をして、安全に快適に走ろう

自転車のチューブは消耗品。交換するときは、自分の自転車に合うサイズ、種類から選びましょう。

前輪のチューブ交換は、比較的やりやすいので、工具などがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。ただ難しいときは無理をせず、ショップも頼ってみましょう。