「ローラー台」で、家でもロードバイクを!

ロードバイクに乗りたくても、雨だったり、時間がなかったりで走れないときもありますよね。外に出られないなら、自宅でロードバイクに乗りませんか?
「ローラー台」にバイクを設置すれば、天候に関係なく、スキマ時間でも走れますよ。
悪天候の日や、ちょっと走りたいときに!

雨の日や夜間のロードバイクは気持ちもあまり乗らないですよね。でも屋内なら、いつでも集中して走れます!
ヘルメットや荷物も不要なので、準備にも手間取らないでしょう。
「ZWIFT」対応モデルも、続々と登場

ローラー台を楽しく活用できるサービスに、バーチャルサイクリングアプリ「ZWIFT」があります。アバターと呼ばれるキャラクターで仮想空間を走ったり、世界中の人と繋がれたりするサービスですが、このZWIFTと連動するローラー台(スマートトレーナー)も、多く販売されています。
屋内さながら、変わる景色を見ていると、あっという間に時間がすぎるかもしれませんね。
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ローラー台はおもに3種類。選び方を解説!
ローラー台には大きく3つのタイプがあります。それぞれ見ていきましょう。
三本ローラー

外で走る感覚にもっとも近い「三本ローラー」。台の上にバイクを乗せて使います。実走のようにバランスを取る必要があり、慣れるまで時間がかかるかもしれません。
大きさがあるので、狭いスペースには置けませんが、価格は比較的お手頃で、ペダリング(ペダルを効率よく回す)の練習にもなりますよ。
固定ローラー

主に後輪のハブを固定し、ローラーをセットして走るタイプ。ZWIFTに連動している製品もあります。
バランスを取る必要がないので、両手を離して汗を拭いたり、スマホを操作したりもできますよ。
稼働中の音が大きいモデルが多く、集合住宅などで使うなら注意が必要。またリアタイヤを消耗するので、専用のホイールを用意してもいいですね。
ダイレクトドライブ式

後輪を外し、ギアを直接ローラー台にセットするタイプ。パワーなどの計測は、固定ローラーよりも精度が高く、ZWIFTなどのトレーニングアプリにもっとも向いています。
比較的静かで、タイヤも消耗しませんが、価格は高くなりがちです。
愛車のためにも、定番メーカーから選ぼう
愛車を載せて走るローラー台は、信頼できるメーカーの製品を選びたいですよね。
定番の4メーカーをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
MINOURA(ミノウラ)

老舗の自転車用品ブランドで、自転車ラックやメンテナンススタンド、ボトルケージなどでもおなじみ。
ローラー台の開発にも力を入れていて、国内ブランドのローラー台なら、まずミノウラを思い浮かべる人も多いでしょう。
Wahoo(ワフー)

2010年生まれのWahoo(ワフー)。プロ選手のスポンサーをするなど、実力のあるブランド。
ローラー台のほかに、サイクルコンピュータなどの計測機器も製造していますよ。
Tacx(タックス)

PCと接続できるローラー台を初めて開発した、「スマートトレーナーの元祖」とも言えるブランド。
今はサイクルコンピュータでも知られる「GARMIN(ガーミン)」傘下で、技術提携によってさらに躍進が期待されます。
ELITE(エリート)

イタリアのメーカー。ボトルケージやメンテナンススタンドなど、レース中継で目にしたことがあるかもしれません。
ローラー台は、プロ選手のウォーミングアップにも使われています。
それでは各タイプのローラー台をご紹介していきましょう。
静かで高性能!ダイレクトドライブ式のおすすめ5選
トレーニングアプリとの相性バツグン!ダイレクトドライブ式ローラー台、5モデルを紹介します!
MINOURA(ミノウラ)/LSD9200
ダイレクトドライブ式としては国産初のモデル。日本の住宅環境を意識して、静かで振動が少ない設計になっています。高出力(最大2200W)や、斜度25%までを再現できるので、ZWIFTで使うのにもおすすめ。
ITEM
MINOURA/SMART TURBO KAGURA神楽DD LSD9200
●サイズ:幅610×奥行560×高さ470mm
●重量:21.0Kg
●最大出力:2200ワット
ELITE(エリート)/SUITO
メーカー内ではセカンドグレードのモデルです。比較的軽いので、セッティングもラクラク。トレーニングアプリと連動させれば、強力な「マグネティック負荷ユニット」で高負荷なヒルクライムも楽しめますよ。
ITEM
ELITE/SUITO
●サイズ:設置サイズ760×560×495mm・収納サイズ560×150×495mm
●重量:約14.5kg
Tacx(タックス)/FLUX S Smart (T2900S)
初めてのダイレクトドライブ式ローラー台におすすめのモデル。最大1500Wの負荷、10%の登り坂を再現できます。Tacx独自のトレーニングアプリにも対応していますよ。
ITEM
Tacx/FLUX S Smart
●サイズ:670×642×460mm
●重量:23.6kg
●最大出力:2000ワット
Wahoo(ワフー)/KICKR CORE
ワフーで定番のKICKERシリーズ。多数のトレーニングアプリに対応していて、誤差2%までの高精度でパワーを測定できます。アプリと連動して勾配を変えられる「KICKR CLIMB」、心拍数などにあわせて風量が変わるスマートファン「KICKR HEADWIND」にも対応。
ITEM
Wahoo/KICKR CORE
●サイズ:開脚時508x584x483mm・閉脚時229x584x533mm
●重量:約18.1kg
●最大出力:1800ワット
xplova(エクスプローヴァ)/NOZA S
サイクルコンピュータを中心に扱う台湾メーカーのモデル。最大2500Wまで、斜度18%までの登り坂を再現できます。稼働音は、普通の会話と同程度とされる58dbで、静かにトレーニングできるでしょう。
ITEM
XPLOVA/NOZA S
●サイズ:593.4×514.5×465.15mm
●重量:17.0kg
●最大出力:2500ワット
固定ローラーのおすすめモデル2選
手軽にトレーニングを始めるなら、固定ローラーですね。トレーニングアプリも使えるおすすめの2モデルを紹介しましょう。
Wahoo(ワフー)/KICKR SNAP
初めてローラー台を使う人におすすめのKICKRシリーズ。最大1500Wまでが再現でき、パワー測定の精度は誤差3%までに収まっています。トレーニングアプリにも対応していますよ。
ITEM
Wahoo/KICKR SNAP
●サイズ:74×66cm(設置時)
●重量:17.2Kg
●最大出力:1500ワット
●対応ホイールサイズ:650C・700C・27.5・29
Tacx(タックス)/BOOSTER
折りたたんで収納もできる、コンパクトな固定ローラー。スピードセンサーやケイデンスセンサーを別で用意すれば、トレーニングアプリも使えるようになります。
ITEM
Tacx/BOOSTER
●サイズ:380×660×700mm(設置時)
●重量:9.6Kg
●最大出力:1000ワット
三本ローラーのおすすめモデル2選
なるべく実走のような感覚で走りたいなら、三本ローラー。安心の定番ブランドの、おすすめ2モデルを紹介します。
MINOURA(ミノウラ)/Live Roll R720
スムーズに走り出せる、太めのローラーがついたモデル。ローラーの取り付け高さを調整でき、車体を水平に保って走れます。クリートのついたシューズでも滑りにくい木製ステップ、ふらついたときに脱輪を防ぐ「落ち止めガード」など、三本ローラーが初めての人も安心な仕様が揃っていますよ。
ITEM
MINOURA/Live Roll R720
●サイズ:520×1224×155mm(設置時)
●重量:10.7Kg
●対応ホイールベース:950~1080mm
ELITE(エリート)/ARION MAG
エリートの三本ローラー「ARION」に3段階の負荷装置がついたモデル。ローラーが脱輪を防ぐ「つづみ型」になっています。使わないときは、縦向きに折りたためるので、省スペース。
ITEM
ELITE/ARION MAG
●サイズ:540×1410mm(設置時)
●対応ホイールベース:944~1124mm
これも一緒に揃えよう!
快適にローラー台を使うために、次のアイテムも揃えておくといいでしょう。ローラー台のメーカーでの取り扱いもあるので、併せてチェックしてみてください。
トレーナーマット
トレーニング中の振動対策には、トレーニングマットがおすすめ。厚みがあると、振動や音が吸収されやすくなります。
また防水・はっ水加工があると、汗が落ちたときもサッと拭けます。室内は実走よりも汗をかくので、床を濡らさないためにもあると便利ですよ。
ITEM
Wahoo/KICKR TRAINER MAT
●サイズ:91.44×198.12cm
●厚さ:6mm
●素材:PVC
防振材
ローラー台の脚部分に敷くと、防振になるアイテム。床の保護にも効果が期待できるでしょう。
ローラー台の形(脚の本数)によって必要な防振材の枚数が異なるので、確認してみてくださいね。
ITEM
ミノウラ/防振パッドセット
●サイズ:60×80×20mm
●素材:発砲ウレタンエストラマー
予備のタイヤとホイール
タイヤをローラー台に設置するタイプは、タイヤを摩耗します。たくさんトレーニングするなら、予備のタイヤを用意しておくと安心です。
ローラー専用のタイヤもあるので、参考にしてみてください。
ITEM
MINOURA/ERASER
●サイズ:700×23C
ローラー台を活用して、自宅でロードバイクを楽しもう!
外を走るときは、気候に合わせた服、戻るまでの時間の計算など、ある程度準備が必要ですよね。でも屋内で走るなら、すぐに準備完了!短い時間でも走れますよ。
自分にあったローラー台を選んで、愛車と走る時間を増やしてみませんか?