【初心者向け】ロードバイクのギアチェンジの基本を知ろう!

ロードバイク初心者向けに、ギアチェンジの基礎知識や操作方法を紹介します!ギアの種類や仕組み、どんな時にギアチェンジをすると良いかなど、まとめました。チェーンなどのパーツを大切に使うためにも、体力にあわせて速く走れるようになるためにも、覚えておくと良いですよ。

目次

  • ギアチェンジをマスターしよう
  • 大きく変速する「フロントギア」
  • 細かな調整に最適な「リアギア」
  • ハンドルのレバーで行うギアチェンジ
  • ギアチェンジのタイミングはいつが良い?
  • フロントとリアの組み合わせ例をご紹介!
  • ギアチェンジでサイクリングをもっと楽しく!
アイキャッチ画像出典:Flickr/Glory Cycles

ギアチェンジをマスターしよう

ギアチェンジをマスターしよう

出典:Flickr/Glory Cycles

ロードバイクで走っている時の、ペダルの重さを調整するギア。状況に合わせたギアチェンジをマスターすると、より快適に走れるようになりますよ。今回、ロードバイク初心者の方向けに、ギアの仕組みや、基本的なギアチェンジの方法を紹介します。

 

ロードバイクには、フロントとリアにギアがありますので、まずは、それぞれの役割を見ていきましょう。

 

大きく変速する「フロントギア」

フロントギアとは、ペダル根元の「チェーンリング」と、それを切り替える「フロントディレイラー」で構成されています。

 

フロントの歯車「チェーンリング」

フロントの歯車「チェーンリング」

出典:Flickr/Glory Cycles

チェーンリングは、「内側のインナー(小さい)」「外側のアウター(大きい)」の2枚の歯車で構成されています。チェーンがインナーの時はペダルは軽く、アウターの時はペダルは重くなります。

 

フロントディレイラー

フロントディレイラー

出典:Flickr/Glory Cycles

フロントディレイラーは、チェーンの位置を変える変速機です。ハンドルのシフトレバーを操作すると、このディレーラーが動き、チェーンがチェーンリングを移動して変速できます。

 

細かな調整に最適な「リアギア」

後輪の中央にあるリアギアは、フロントと同じく歯車(スプロケット)と変速機(リアディレイラー)の構成です。スプロケットは、フロントより枚数が多くあります。

 

リアの歯車「スプロケット」

リアの歯車「スプロケット」

出典:Flickr/Glory Cycles

スプロケットは10〜11枚の歯車が重なってできています。車体中心側は、ロー側(大きい)と呼ばれ、ロー側にチェーンが移動するとペダルが軽くなります。反対に車体の外側(小さい)はトップ側と呼ばれていて、ペダルは重くなります。

 

ギア数が「2×11」と書かれているときは、「チェーンリングの歯車の枚数×スプロケットの歯車の枚数」を表しています。

 

リアディレイラー

リアディレイラー

出典:Flickr/Glory Cycles

スプロケットのチェーンの位置を変えるリアディレイラー。フロントと同じく、ハンドルのシフトレバーと連動します。

 

ハンドルのレバーで行うギアチェンジ

フロント、リアとも、ギアを変える時は、ハンドルの「シフトレバー」を使います。ロードバイクは、ブレーキとシフトレバーが一体になっている「デュアルコントロールレバー」が一般的です。

 

今回は、シマノのSTIレバーを例に、ギアチェンジの方法を紹介します。

フロントギア

フロントギア

撮影:筆者/シマノのSTIレバー(左側)

フロントギアはハンドル左側のレバーで操作します。Aのレバーを内側に押すと大きなギア(重く)に、Bのレバーを内側に押すと、小さなギア(軽く)に変速ができます。

 


リアギア

リアギア

撮影:筆者/シマノのSTIレバー(右側)

リアギアは、ハンドル右側のレバーで操作します。ペダルを重く(トップ側)するにはBを内側に、ペダルを軽く(ロー側)にするにはAのレバーを内側に軽く押し込みます。1回押し込むごとに、1段階ずつ変速します。

 

レバーを離すと元の位置に戻るので、カチッと音がしたら指を離しましょう。

 

ペダルを回しながら操作しよう

ギアチェンジは、シフトレバーを押してからペダルを回してもギアが変わりますが、スムーズにギアチェンジするには、ペダルを回しながら行いましょう。

 

 

ギアチェンジのタイミングはいつが良い?

快適に走るためのコツの一つは、ペダルの回転数(ケイデンス)を一定にして走ること。ギアチェンジは、ペダルの回転数のペースが合わせにくくなる時に行いましょう。

 

フロントとリア、それぞれどんなタイミングが良いかまとめました。

 

フロントギア

フロントギア

出典:Flickr/Tejvan Pettinger

フロントギアは、坂道など、道の傾斜が変化するタイミングで、変速するのがおすすめです。

 

●上り坂に差し掛かるとき

上り坂に入る直前にはインナーに変えるといいでしょう。上り坂の途中でギアを軽くすると、「ガッチャン」と大きな音が出てチェーンに負担がかかります。

 

●下り坂に差し掛かるとき

下り坂はペダルが軽く感じますよね。このときにフロントギアをアウター(重く)にしましょう。坂に入る直前に変速すれば、よりスムーズに進みますよ。

 

●ペダルが重く感じたとき

長く走っている時など、途中でペダルが重く感じたら、フロントギアをアウター(重く)からインナー(軽く)にしましょう。ペダルが軽くなり、くるくる回せるようになりますよ。

 

リアギア

リアギア

出典:Flickr/nickfalbo

調整しやすいリアギアは、こまめに使えばペダルを回すペースを保てるので、疲れにくくなります。

 

●減速・停止するとき

信号などでスピードを落としながら止まりたいときは、シフトダウン(ギアを軽く)するようにしましょう。トップ側(重いギア)のまま止まると、走り出すときに強く踏み込む必要がありますが、ロー側(軽いギア)にしておけば走り出しも軽いですね。

 

●速度を上げていくとき

スピードアップしたいときは、シフトアップ(ギアを重く)します。トップ側からロー側に、1段ずつ変速して調整しましょう。

 

強く踏み込んでいる時は変速をしないほうがベター

ギアチェンジは、「カチャッ」と小さな音が出るくらいが理想。立ちこぎなど、強くペダルを踏んでいる時にギアチェンジすると「ガッチャン」と大きな音がします。これはスプロケットやチェーンに負担がかかっている為です。

 

強く踏み込んでいるときのギアチェンジは避け、力を抜いてペダルをくるくる回している時に行いましょう。

 

フロントとリアの組み合わせ例をご紹介!

ここからはどんな時に、どんなギアの組み合わせがおすすめか、シーン別に見ていきましょう。

一定ペースのとき・信号のない平地を走るとき

一定ペースのとき・信号のない平地を走るとき

出典:Flickr/Seth Werkheiser

サイクリングロードなど、信号が少ない平坦な道を走るときは、ケイデンスは一定のまま、少しずつペダルを重くしてスピードを上げていきましょう。フロントギアはアウター、リアギアはトップとローの中間がいいでしょう。

 


上り坂・向かい風のとき

上り坂・向かい風のとき

出典:Flickr/Charles Smith

上り坂に差し掛かったり、向かい風を受けたりすると、ペダルが重くなり始めますよね。フロントギアはインナーに、リアギアはロー側にすることで、ケイデンスが落ちすぎないようにできるとバッチリ。


下り坂・追い風のとき

下り坂・追い風のとき

出典:Flickr/Charles Smith

下り坂や、風向きが追い風のときはスピードアップのチャンス。フロントギアはアウター、リアギアはトップ側に寄せていきましょう。下り坂に入る前からギアチェンジを始めるとスムーズですよ。

 


ゆっくり走るとき

ゆっくり走るとき

出典:Flickr/Roland Tanglao

信号が多い道を走るとき、景色を楽しみながらゆっくり走りたいときは、フロントギアをインナーにしておきましょう。止まって走り出すときも、ペダルが軽くて進みやすいですよ。

 

注意する組合わせもあります

注意する組合わせもあります

出典:Flickr/Glory Cycles

ギアチェンジするときの注意点は、フロントギアとリアギアの重さの差。自転車を上から見たときに、チェーンがフレームに対して平行(上記画像)なのが理想です。

 

ですが、フロントギアが、重いアウター(外側)で、リアギアが軽いロー側(内側)なら、チェーンが斜めにかかってしまいます。このような場合、チェーンに負担がかかり、チェーンとディレーラーが当たってカラカラと音も出てしまいます。なるべく前後のギアの重さを揃えるようにしましょう。

 

ギアチェンジでサイクリングをもっと楽しく!

ギアチェンジはタイミングを意識すると、より快適に走れるようになるだけではなく、チェーンなどのパーツにも負担がかからなくなります。ギアチェンジを効率よく行って、ロードバイクを楽しみましょう。

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二ノ宮 空
二ノ宮 空

自転車が好きで、クロスバイクとロードバイクを2台所有しています。ロングライドや自然の中を走るのが大好きです。自転車の魅力や自転車旅についてなど、楽しくてためになる情報を提供していきたいと思っています。