• 更新:2019.05.24
  • 作成:2019.04.03

自転車のサドル交換をやってみよう!必要な道具と手順・調整方法とは

ハンドルやペダルと同様に、サドルは自転車において体が直接触れるパーツのひとつです。体重が乗りやすい部分でもあるため、できるだけ快適な乗り心地を求めてサドルを交換したいという人も多いでしょう。また、ひとくちにサドルといってもさまざまなデザインや色合いのものがあり、交換すると自転車の見た目をさりげなく変化させることができます。サドルの交換に必要なものは工具ひとつだけであり、手順も簡単です。今回は自転車のサドル交換について、具体的な手順や調整方法を紹介していきます。

サドルを交換する理由とは

サドルを交換する理由

自転車のサドルを交換する理由として考えられるのが、サドルの劣化や軽量化、座り心地やクッション性ではないでしょうか。特に、スポーツバイクにおけるサドルの交換にはいくつかの理由が考えられ、交換する理由として最も多いのが、自転車に乗っているときに感じるお尻の痛みでしょう。固いサドルにずっと座り続けた結果、ただ乗るだけで痛みを覚え、脚を回すのも辛く感じることがあります。

 

お尻の痛みを感じたらまずはポジションや走り方を見直してみよう

自転車 サドル

サドルを交換するだけでお尻の痛みが解消されるケースもあるでしょう。しかし、痛みの原因は単純にサドルだけとは言い切れない部分もあるのです。ほかに原因がある場合、いくらサドルを交換しても痛みが改善することはありません。そのため、交換前に考えられる原因はすべて確認しておくことが大切です。

はじめてスポーツ自転車に乗られる場合、乗車時のポジションや乗り方に原因がある場合が考えられます。ハンドル、サドル、そしてペダルの3点に体重をかけます。特にロードバイクの場合、前傾姿勢に慣れないうちはサドル部分に座り込み、必要以上に体重をかけすぎてしまうことも多いものです。

しかし、徐々に自転車が求めるポジションに慣れてくると、サドルに深く腰掛けることが少なくなり、各パーツへの荷重が分散化されていくことに。すると、お尻への痛みも和らいでいきます。

 

自転車 ダンシング

また、ロングライドで痛みが発生する場合は、ダンシング(立ちこぎ)を織り交ぜることも大切です。当然ながら、ずっとシッティング(座る)状態で乗っているとお尻が痛くなります。時折ダンシングを取り入れてサドルから体を離してみると、今までよりも楽に、長時間乗り続けることができるようになるでしょう。

こうしたポジションや乗り方を意識しながら定期的に走り続けていると、だんだん痛みが解消されていくものです。また、そもそも自転車のサイズや各パーツの位置が最適なポジショニングを妨げているということも考えられます。できればショップへ行って、ポジションを一度確認してもらうのも良いでしょう。

 

サドルの選び方の目安

穴あきサドル

出典:Amazon

ポジションや乗り方を意識しても痛みが改善されない段階において、はじめてサドルの交換を検討するになります。しかし、自転車に乗る人はそれぞれ体格や骨盤が異なるため、一概にこのサドルが最適であると紹介するのは難しいものです。

サドル選びの目安として、骨盤が広い人は座面が広いものを選ぶのが良いでしょう。逆に骨盤が狭い人は、座面も狭いものを選ぶようにします。また、ロングライドを中心に走る場合は、体が長時間サドルに触れ続けることとなるため、クッション性の高いサドルのほうが痛みは和らぐものです。なお、走行中に尿道が痛くなったり、圧迫されたりする場合は、穴あきサドルや中央にくぼみの入ったサドルを使うと改善されることもあります。

サドル以外の部分で改善を試みる

自転車 ゲルパンツ

出典:Amazon

サドル以外の部分に着目することによって、お尻の痛みが緩和できることもあります。たとえばシートポストの長さやサドル位置の調整は、荷重を分散させて効率の良いペダリングを行うためにも大切です。お尻の痛みと合わせてペダリングに違和感を覚える場合は、シートポストを調整してみるのが良いでしょう。

また、手っ取り早い改善策として、パッド入りのサイクルウェアを使うのもおすすめです。多少ごわつく感じはあるものの、ゲル入りのパッドがお尻をサポートして、座ったときに痛くならないように設計されています。速乾性にも優れているので、汗をかきやすいロングライド時にはぜひ利用してみましょう。

サドルの交換方法

具体的なサドルの交換方法について、順を追って紹介します。一度チャレンジしてみれば、思いのほか簡単であることがわかるはずです。なお、今回はスポーツバイクでの交換方法について説明しますが、ママチャリなどのシティーサイクルの場合も基本的な流れは同じになります。

必要な道具

六角レンチ(スポーツサイクルの場合)

ITEM
ホーザン アーレンキー キーレンチ 六角レンチセット 10本組
サイズ:1.27/1.5/1.6/2/2.4/2.5/3/3.2/4/4.8mm

サドルを固定するボルトを外すために使用するものです。サドルに限らず、スポーツバイクのパーツはネジ穴に六角のくぼみがあるボルトで固定されています。そのため、できれば普段から使えるように揃えておくのが良いでしょう。

なお、ボルトによってはネジ穴のサイズが異なるため、さまざまなパーツ交換に対応したい場合は複数のレンチを取り揃えておく必要があります。携帯性に優れつつ、複数のサイズに対応したレンチがあると、出先でも対応することができるのでおすすめです。

また、シティーサイクルの場合はパーツが六角ナットで固定されているので、代わりにモンキーレンチを用意しましょう。

ITEM
ホーザン モンキーレンチ W-230-250
全長:260mm
ナット:M18以下
最大口開幅:30mm

サドル交換の手順

サドルを固定しているボルトを緩める、もしくは完全に外す

サドル交換1

撮影:筆者

サドルとシートポストを固定しているボルトに六角レンチをさし込み、反時計回りに回して緩めます。このとき、完全にボルトを抜いてしまってもかまいません。シートポストによってはボルトが2本ある場合もあります。

やぐらからサドルを外す

サドル交換2

撮影:筆者

ボルトの固定を緩めると、シートポストの先端でサドルを支えていた金具(やぐら)がぐらつき、サドルが動きやすくなります。そのままサドルを外してしまいましょう。ボルトを完全に抜いている場合は、やぐらの上半分も一緒に外してしまいます。

やぐらに新しいサドルを乗せる

サドル交換3

撮影:筆者

交換したいサドルのレール部分を、やぐらの下半分に乗せます。サドル位置はあとで調整するので、とりあえず乗せておくだけでかまいません。

上下のやぐらでサドルレールを挟み、ボルトで仮止めする

サドル交換4

撮影:筆者

やぐらの上半分をサドルレールに挟むようにして乗せ、ボルトで止めます。このとき、ボルトを完全に締める必要はなく、サドルとやぐらを軽く固定する程度に留めましょう。

サドルの位置を調整する

サドル交換5

撮影:筆者

ボルトを仮止めした状態では、サドルが動きやすくなっています。このとき、サドルの前後位置や上下の角度を調整しましょう。通常はシートポストの先端がサドルの真ん中にくるようにします。しかし、人によって最適なポジションは異なるため、合わないと思った場合は何度でも位置を動かしてみましょう。

また、この状態でサドルの角度も調整できます。基本的には水平になるようにしますが、尿道が圧迫されやすい場合はサドルの先端を地面に向かってほんの少しだけ下げておくのも良いでしょう。

調整後、ボルトを締める

サドル交換6

撮影:筆者

サドルの位置が決まったら、ボルトをしっかりと締めます。なお、サドルのレールがカーボン製の場合、極端に締め付けするとレールが割れることもあるので注意が必要です。よほど力を入れない限りは割れることはないので、これ以上六角レンチを回せないと思ったところで止めておけばまず問題はありません。

ボルトを締めたあとは実際に乗ってみて、問題がないかどうかを確認しましょう。ポジションがしっくりこないと感じた場合は、再度ボルトを緩め、サドルの位置を調整します。

サドル交換・調整を自分でやってみよう!

ご紹介のサドル交換の手順は、練習を重ねれば簡単にできるようになります。スポーツバイクに乗りはじめた頃は、慣れない姿勢のせいで痛みを覚えがちです。ポジションや乗り方を意識しながら、調整やご自身に合うサドルに交換することで、解消される可能性もあります。

また、気に入ったデザインのサドルにカスタマイズすることも醐味のひとつ。ぜひ自分で交換してみてください。

 

GateOS
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自身の生活を大きく変えた自転車!週末にはロードバイクで100~200km程度のロングライドに駆け出す日々!記事を通じて、自転車の魅力をひとりでも多くの方に知っていただきたく、有益な情報を発信できるよう心がけます。