エネルギーを補給する、大切な補給食

ロードバイクで走りつづけると、思った以上にエネルギーを消費します。食事でのエネルギー補給も良いのですが、ロードバイクで手軽にエネルギー補給を行うには、補給食がおすすめです。
ハンガーノックになると走れなくなる

もしサイクリング中などで、何も摂取せずに走りつづけると「ハンガーノック」という状態になってしまうことも。体内のエネルギーを使い切ってしまうハンガーノックは、体内が低血糖になった状態で、最悪、体が動かなくなってしまうこともある、怖い症状です。
補給食でどんな栄養素を摂ればいい?

では、ロードバイクで携行する補給食は、どんな栄養を摂ればよいのでしょうか? 以下の3つの栄養素が豊富な補給食を選びましょう。
●糖質
●炭水化物
●アミノ酸
ますはブドウ糖や果糖などの糖質。糖質はエネルギー源となります。次に炭水化物。糖質も炭水化物と呼ばれますが、炭水化物は糖質に食物繊維を加えたものです。
そしてアミノ酸。アミノ酸は筋肉や血管の栄養素やエネルギーになるだけでなく、疲労回復にもつながります。
補給食の種類
ひとくちに補給食といっても、様々な種類があります。種類によって消化吸収の差もありますので、各タイプを見ていきましょう。
固形タイプ

ひとかたまりに固められた、食べやすいバー状の菓子のようなタイプ。持ち運びにも便利です。カロリーが高い、チョコなども良いのですが、夏の暑い時期など、バッグ内で溶けてベトベトになってしまうこともあるので、注意しましょう。
ジェルタイプ

ゼリーやジェル状に加工されたタイプの補給食は、飲んで補給できるのでおすすめです。アミノ酸が豊富に含まれた製品は、疲労回復の効果が期待できますよ。
お菓子やスイーツも

スポーツ用に特化してつくられたものだけでなく、コンビニなどでも買えるお菓子やスイーツ、菓子パンを補給食として摂る人もいます。コンビニで休憩時に食べても良いでしょう。
補給食を取るタイミング

補給食も消化吸収までの時間が、それぞれ違うので、その特徴を利用しましょう。
例えば、吸収速度が遅い固形タイプなどは、サイクリングの序盤などに食べると良いでしょう。体の疲れと一緒に徐々にカロリーが吸収されます。また、中盤から終盤の、体に疲れがたまってきた時は、食べやすくて消化吸収が良い、ゼリーやジェル状のタイプがおすすめです。
それでは、固形タイプとジェルタイプ、それぞれのおすすめ補給食を紹介します!
固形タイプの補給食おすすめ5選
固形タイプの補給食は味にもこだわりのあるものが多いため、お好みのものが見つかるまで多くのものを試すのもよいでしょう。
クリフバー
全てが天然素材由来のアメリカで大人気のエナジーバー。チョコレートチップピーナッツクランチで、運動には欠かせない高タンパク+食物繊維に加え、23種ものビタミンとミネラルが含まれています。
ITEM
Clif Bar バラエティパック(16本入)
1本あたりの重量とエネルギー
●68g
●270kcal
井村屋スポーツようかん
日本の老舗ようかんメーカー、井村屋が作るスポーツ用携帯補給食。十分なエネルギーが補給できるだけでなく、「ギュッと押すだけで食べられる」手軽さも人気です。
ITEM
井村屋 スポーツようかん カカオ(1箱5本入)
1本あたりの重量とエネルギー
●40g
●113kcal
カロリーメイト
言わずと知れた携帯型補給食のロングセラー。タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく含み、いつでもどこでも手軽に補給できます。
ITEM
カロリーメイトブロック チョコレート味
1本あたりの重量とエネルギー
●20g
●100kcal
一本満足バー
食物繊維や5種のビタミンを配合し、エネルギー補給はこれ一本で満足。シリアルタイプとタルトタイプの2種類ありますが自転車に乗りながら補給するならシリアルタイプが食べやすいでしょう。
ITEM
一本満足バー プロテインチョコ(9本セット)
1本あたりの重量とエネルギー
●39g
●183kcal
ソイジョイ
サイズが小さめなので少しずつ食べたい人におすすめ。オレンジやストロベリー、バナナなど味のバリエーションも豊富です。
ITEM
ソイジョイ アーモンド&チョコレート(12本入)
1本当たりの重量とエネルギー
●25g
●144kcal
ジェルタイプの補給食おすすめ5選
素早くカロリーを吸収するなら、ジェルタイプがおすすめです。
Meitanサイクルチャージ
その名の通り自転車に特化した補給食。携帯しやすい個包装で、運動時でも開けやすいマジックカットを採用しているのもうれしいところ。
ITEM
梅丹 Meitan サイクルチャージ
1個あたりの重量とエネルギー
●40g
●116kcal
ミナト製薬 ライスピュレ
吸収が早い一方、腹持ちはよくないというジェルタイプの欠点を補ったお米由来の補給食。ジェル状ですがしっかりと「噛む」ことができます。
ITEM
ライスピュレ りんごとはちみつ
1個あたりの重量とエネルギー
●40g
●110kcal
メダリスト エナジージェル
マラソンランナーなどにも愛用者が多いメダリストのエナジージェル。カフェイン入りのコーヒー味が新登場、眠気対策にも有効です。
ITEM
メダリスト エナジージェル コーヒーとはちみつ(12袋入)
1個あたりの重量とエネルギー
●45g
●105kcal
アミノバイタル ゼリードリンク
アミノ酸を3000mg配合したジェル。カロリー摂取より、アミノ酸の補給を重視しているので、疲労をおさえるにおすすめです。
ITEM
アミノバイタル スーパースポーツ アップル味
1個あたりの重量とエネルギー
●100g
●100kcal
ザバス ピットイン エネルギージェル
1本69gながら170kcalとジェル系商品としては高エネルギー実現。キャップ付きなので何回か分けて摂ることができます。
ITEM
ザバス(SAVAS) ピットインエネルギージェル 栄養ドリンク風味
1個あたりの重量とエネルギー
●69g
●170kcal
補給食、どこに入れて走る??
ロードバイクのロングライドには必携の補給食ですが、走行時間中じゃまになってしまっては本末転倒です。上手に収納してより快適な走行を楽しみましょう。
サイクルジャージの腰のポケット

サイクルジャージの腰ポケットに入れれば、もっとも取り出しやすいでしょう。走りながらでも簡単に補給ができ、小さな固形物タイプやジェルなどを入れるのがおすすめです。
サドルバッグやフレームバッグ

ロードバイクに取り付ける、フレームバッグやトップチューブバッグ、サドルバッグなどに収納すると、取り出しにも便利でしょう。特にフレームバッグやトップチューブバッグなら、ロードバイクに降りなくても取り出すことができますよ。
▼補給食を入れるのに便利なバッグの記事はこちら▼
ロードバイクで走るなら、補給食を準備しておこう

ロードバイクのロングライドは気づけば思った以上の距離を走っていた、なんてこともあるもの。そんな時、ハンガーノックなどの思わぬ危険を回避するためにも、必ず補給食を準備するようにしましょう。準備を万全にして、より快適にロードバイクを楽しみましょう。