• 更新:2019.05.24
  • 作成:2019.03.28

今さら聞けない……自転車の空気の入れ方!解説マニュアル

タイヤへの空気入れは、自転車に乗る上で最も欠かせないことのひとつです。特に、ロードバイクのようなスポーツ自転車であれば、乗る前に必ず空気を入れ直しているという人も多いのではないでしょうか。スポーツ自転車に使用されるタイヤチューブのバルブは、ママチャリのものとは異なっており、空気の入れ方に戸惑うかもしれません。自転車の空気入れは非常に簡単ですが、誤った方法で入れ続けると、バルブを痛めることもあります。そこで今回は、今さら聞きにくい自転車の空気の入れ方について解説します。

空気入れの重要性とは

自転車 空気入れ

タイヤが適正な空気圧を保っている状態において、はじめて自転車は本来の機能を発揮できます。空気圧が低いと自転車本来の性能を発揮することができせません。また、異物などがタイヤに刺さりやすくなり、パンクする可能性が大きくなります。快適な走行を楽しむだけではなく、パンクのリスクを回避するためにも、空気入れは非常に大切な作業となります。

自転車のタイヤの空気圧は、まったく乗っていない状態であっても徐々に低下するものです。そのため、毎日乗っている人はもちろんのこと、週末にしか乗らないという人であっても、こまめに空気を入れる必要があります。ママチャリのようなシティサイクルやマウンテンバイクの場合は2週間に1回、ロードバイクやクロスバイクの場合は1週間に1回程度、空気を入れるようにしましょう。

バルブの種類を知っておこう!

自転車バルブの種類

英式バルブ

自転車 英式バルブ

出典:楽天市場

ウッズ、ダンロップとも呼ばれます。一般的なママチャリに使用されているため、自転車に最も用いられているバルブだといえるでしょう。仏式や米式とは異なり、空気圧の微調整が難しいため、スポーツバイクには用いられません。

ナット部分を外すと虫ゴムと呼ばれる部分が付いています。虫ゴムが劣化すると空気漏れの原因になるので、定期的に交換するのが望ましいといえるでしょう。

仏式バルブ

自転車 仏式バルブ

出典:楽天市場

フレンチ、もしくはブレスタとも呼ばれるバルブです。空気圧の微調整を容易に行うことができます。また、高い空気圧を保持できるため、タイヤが細いロードバイクやクロスバイクにおいて使用されています。ほかのバルブに比べると、空気入れのポンプをバルブに繋ぐ際にひと手間かかるといえるでしょう。

米式バルブ

自転車 米式バルブ

出典:楽天市場

アメリカン、シュレイダーとも呼ばれます。仏式バルブと同様に、空気圧の微調整が容易です。頑丈で空気が抜けにくい構造を持っており、悪路を走行することも多いマウンテンバイクに使用されています。なお、自動車やオートバイのように、車体が重い乗り物にも広く用いられているのが特徴です。そのため、ガソリンスタンドでも空気を入れることができます。

空気の入れ方手順

具体的な空気の入れ方について、手順を見ていきましょう。今回は主に、ロードバイクやクロスバイクに用いられる、仏式バルブを使用して説明を行います。

タイヤの空気圧を確認する

自転車タイヤの適正空気圧

撮影:筆者

最初に、どのくらいの空気圧を入れれば良いのかを確認しておきましょう。装着しているタイヤの側面に、『7~9BAR』のような記載があるはずです。これは、タイヤの空気圧がその範囲内でなければならないことを示しています。

単位はPSIで記載されていることもありますが、意味は同じです。フロアポンプにはBARとPSI、両方のメーターが付いているので、迷う心配はありません。

メーターがタイヤの表記と異なる場合は、1Barは約14.5PSI、1PSIは約0.07BARで計算を行ってください。

また、空気圧の上限しか記載されていない場合は、タイヤの空気圧はその数値を超えてはいけません。この場合、下限はおおよそ上限の8割程度とされています。

バルブの先端を緩める

自転車の仏式バルブのネジ

撮影:筆者

バルブの先端部分を反時計回りに回すと、バルブが緩み、空気が入れられるようになります。バルブは指で容易に回せるため、特に工具は必要ありません。

バルブの先端を押して少し空気を抜く

自転車の仏式バルブの空気抜き

撮影:筆者

バルブを緩めた状態ですぐに空気を入れることもできます。しかし、少し空気をぬいておくと、ポンプの栓がバルブとくっつくのを防ぎ、空気を入れやすくなります。バルブは一瞬押すだけで問題ありません。押し続けると空気がどんどん抜けていきます。

空気入れをバルブに差し込む

自転車の仏式バルブ空気入れ

撮影:筆者

空気入れのポンプをバルブに差し込みます。このとき、ポンプは垂直に、バルブの奥までしっかりと差し込むようにしましょう。斜めに差し込むとバルブが曲がったり、折れたりする原因になります。また、差し込みが浅いと空気がうまく入りません。

ポンプのレバーを引き上げる

自転車の空気入れロック

撮影:筆者

ポンプをバルブに差し込んだ状態で、ポンプのレバーを引き上げます。レバーを引き上げることで、バルブにポンプが固定され、空気を入れることができるようになります。

レバーが固い場合は引き上げに注意しましょう。

ポンピングで空気を入れていく

撮影:筆者

ポンプとバルブが固定された状態で、空気を入れていきます。仏式のバルブに対応した空気入れには空気圧計が付いているので、ポンピングしながら空気圧計を確認し、適正な空気圧になるまで入れましょう。

ポンピング時にはハンドルをいっぱいまで引き上げると、しっかりと空気を入れることができます。空気圧が高くなればなるほどハンドルが固くなっていきますが、体重をかけて最後までねばり強くポンピングしてください。

レバーを倒し、バルブからポンプを抜く

撮影:筆者

適正な空気圧になったら、レバーを倒してポンプを抜きます。このとき、レバーとポンプの間に指を挟んでしまい、痛い思いをすることも多いものです。空気が一気に漏れるような心配はないので、レバーを倒すときはゆっくり慎重に行うようにしましょう。

バルブの先端を締める

自転車の仏式バルブのネジ締め

撮影:筆者

最後に、先端部分を指で時計回りに回してバルブを閉めれば完成です。

乗り心地や走行路面で空気を調整しよう!

あまり空気圧を高くし過ぎてしまうと、固い乗り心地になります。道路の凹凸によっては振動が強く感じることでしょう。空気圧の適正範囲内で、0.5BAR程度ずつでも調整すると、乗り心地が変わります。好みでいろいろと調整してみるのもオススメです。

 

GateOS
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自身の生活を大きく変えた自転車!週末にはロードバイクで100~200km程度のロングライドに駆け出す日々!記事を通じて、自転車の魅力をひとりでも多くの方に知っていただきたく、有益な情報を発信できるよう心がけます。