雨天の自転車を快適にするレインコート

雨の日の自転車は本当にイヤなもの。濡れてしまうことはもちろん、視界が悪くて路面が滑りやすく、ストレスになりますよね。
レインコートは服や顔をしっかりガードしてくれ、濡れずに快適。そして両手が自由に使えるので、しっかりとハンドルを持って安全に運転することができます。
雨の日は傘ではなく、レインコートを
片手運転での傘をさしての運転は、危険だけでなく、道路交通法や条例でも禁止されている地域もあります。雨天の自転車は、安全を第一に考えて、レインコートが最適です。
自転車のレインコートは2種類
自転車を乗る時にぴったりのレインコートは、大きく分けて
●「ポンチョ」タイプ
●「セパレート」タイプ
の2種類があります。それぞれ、特徴を見ていきましょう。
手軽なポンチョタイプ

ポンチョタイプのレインコートは、かぶるだけで手軽で身につける事ができます。また、軽量で持ち運びにも便利。リュックなどを背負っていても、まるごとカバーしてくれます。中には前カゴまでカバーできるタイプもあります。
しっかりと濡れを防ぐセパレートタイプ

セパレートタイプのレインコートは、上着とパンツが分かれているタイプ。動きやすく、防寒対策にもなります。長時間の走行や、通勤や通学で裾まで濡らしたくない場合におすすめです。
選ぶ時は、ここをチェック!
レインコートを選ぶ時に、チェックすべきポイント、5つ上げてみました。
①向かい風にも、広がらないフィット感

雨天の時は、風も強いことが多いので、手首の袖口が広がらないように、ゴムや留めるボタンがついているタイプがおすすめです。また、ゆったりとしたシルエットのポンチョタイプは、裾がチェーン部分に巻き込まれない工夫がされているタイプが安全です。
②視界を遮らない

レインコートのフードは、頭部が濡れない反面、視界を遮ってしまうことも。選ぶ時は、フードの前面が透明になっていたり、バイザーのようになっているタイプだと、視界も良く安心です。
③コンパクト/持ち運びやすい

持ち運ぶことも多いレインコートは、コンパクトに収納できるかも大切なポイント。専用の収納袋があったり、持ち運びやすいものを選びましょう。
④季節によって耐水圧や透湿性も要確認
レインコートによっては、耐水性と透湿性が書いていることがあります。耐水圧というのは、数字が高ければその分浸水しづらいという目安の数値です。
●小雨…300mm
●中雨…2,000mm
●大雨…10,000mm
台風などの豪雨にも備えるならば、耐水圧は20,000mm程度、普通の大雨ならば、10,000mmあれば安心です。
透湿性は、内部の蒸れの防ぎやすさを現しています。こちらも数字が大きい方が効果が高く、蒸れにくいコートならば、5,000〜10,000gのものを選ぶのがおすすめです。
⑤荷物も安心、前カゴも包むタイプ

ポンチョタイプは、前部が長く、前カゴまでカバーできるタイプもあります。カゴの荷物をカバーしたりする必要がなく、さっとかぶせるだけなので便利です。
ポンチョタイプのレインコート、おすすめ6選
まずは気軽に着れて、かわいいデザインも多い、ポンチョタイプのレインコートからご紹介します。
Lulu Couture/レインコートロングポンチョ
ロング丈のおしゃれなレインポンチョです。ポンチョなのに、袖もあるのでハンドル操作がしやすく、雨よけに固くて大きなツバがついているので、顔が雨で濡れることなく、視界も良好です。
Lulu Couture /レインコート ロング ポンチョ
Winter Cherry/レインポンチョ
生地の裏に塩化ビニールを張り合わせてあるので、大雨でもしっかり防いでくれるポンチョです。手の冷えを防ぐ手甲カバーつきで、ゆったりとした着心地なので、家族で使い回すこともできます。
Kiu/レインコート
撥水加工したポリエステルの裏面にTPUラミネート加工をして防水効果を高め、耐水圧は大雨にも対応の10,000mm。動きづらい時や気温によって、くるっと袖をめくって、ワンタッチで止められるところが便利。
Wpc/Chally Pon Pon
前カゴまですっぽりと覆うことができるタイプのポンチョです。カゴの部分にはめくれ防止クリップ、止水ファスナー、反射板、収納袋もついた、機能豊富な1枚。おとなしめのデザインも素敵です。
Mont-Bell/パックラップ レインコート
登山でも有名なアウトドア用品メーカーモンベルのレインコートは、独自に開発した防水透湿性素材ドライテックを使っていて、耐水圧20,000mm以上、透湿性8,000g。スッキリとしとシルエットですが、背中にはマチがあり、リュックを背負ったままでも楽にきることができます。

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The North Face/タグアンポンチョ
人気アウトドアメーカー、ノース・フェイスのポンチョは、フロント両脇には手を出すことができるアクセスジッパーが付きで雨の中での手作業も快適です。防水と透湿性に優れた2,5層構造を採用し、暑い季節でも蒸れを効率よく放出してくれます。
通勤にも便利なセパレートタイプのレインコート、おすすめ3選
上下、別れたセパレートタイプのレインコートは、風の強い日などしっかりと雨を防いでくれますよ。
Canadian East/レインウェア上下セット
カナディアンイーストは、カナダのトロント発のアウトドアブランド。透水防水素材であるブリザテックを使い、水圧がかかっても内部までは染み込まず、ムレも適度に放出するので、長時間着ていても快適。
Canadian East/レインウェア 上下セット
Columbia/シンプソン サンクチュアリーレインスーツ
コロンビアは、アメリカのオレゴン生まれのアウトドアブランドです。耐水と撥水効果のあるDWR加工したナイロンを使っていて、シンプルなレインスーツです。収納袋付きですから、収納にも持ち運びにも便利です。
Columbia/Simpson Sanctuary rain suit
ワークマン/マチ付きリュックレインスーツ
透湿性が高いので、ムレにくく、立体裁断されているパンツなので、動きやすいレインスーツです。カラーは4色あり、サイズも4Lまで広いラインナップですから、大柄な人にもおすすめです。
雨の日は、こんなアイテムも便利!
雨の日は、レインバイザーやレッグカバーもあると、とても便利なアイテムです。
雨でも見やすいレインバイザー
「雨天時のサンバイザー」とも言えるレインバイザーは、視界を確保し、雨が顔にかかるのを防いでくれます。クリアバイザーは、ツバが広くて見やすく、あごまでしっかりカバーしてくれます。バックストラップがあるので、ずれたり、落ちてくる心配もありません。
足回りの濡れを防ぐレッグカバー
レッグカバーは、足に巻いて閉めるだけで、足や靴が濡れるのを防いでくれます。撥水加工された生地は、雨だけでなく、自転車が跳ね上げた泥などからも守ってくれます。
服やスタイルにあったレインコートを選ぼう
今はレインコートといっても、機能的で、ファッション性の高い、素敵なデザインがたくさんあります。雨の日でも快適に自転車に乗るために、お気に入りの一枚を見つけてみてはいかがでしょうか?
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